90歳のおばあ様から0歳のお子さんまで、四世代・三世帯が暮らすI様邸。「お互いを干渉しすぎず、助け合える三世帯住宅」をテーマに、それぞれの生活スペースを確保しながら、さりげなくお互いの存在を感じられる住まいとなっています。活動時間が異なる平日は食事も別々にとり、休日はみんなで食卓を囲んだり、庭でバーベキューを楽しんだりしているそう。「二人の子供がまだ小さいので、助けがほしい時すぐにサポートしてもらえるのがありがたいですね」と、遠く長野県から高知県へ来られたというお嫁さん。LDKには、実家のお父様がお仕事で取り扱っているという薪ストーブも取り付けました。記念住宅の高気密・外張り断熱工法+薪ストーブで、山あいの厳しい冬も暖かく過ごせており「どの部屋も均一に暖かいので、お風呂やトイレへの移動も苦にならなくなりました」と、ご家族。また、LDKには、南側の大きな窓だけでなく、暗くなりがちな北側に吹き抜け窓を設けることで、やわらかな光が降り注ぎ、明るく開放的な雰囲気に。風もよく通り、夏場も気持ちがいいそうです。
理想的なパッシブデザインに加え、薪ストーブの炎や煙突からの輻射熱もプラスされ冬場は一段と室内の熱を蓄えやすくなっています。光と風と木の恵み、自然の力をたっぷり活用した心地いい空間で、家族の笑顔がますます増えそうなI様邸です。