【クローズアップ】
古き良きアメリカを思わせる リノベーションハウスで毎日の暮らしを楽しんで

　　材木店ならではの良質な素材使いと良質な職人の手仕事によって、こだわりの住まいをプロデュースする山和木材。今回同社が提案するのは、70～80年代の中古物件に新たな価値を加えた、「古くて新しい」どこにもない家づくりです。
　紹介するお住まいは、築38年の中古住宅をリノベーション。元の家が持っていたレトロな雰囲気を活かしながら、古き良きアメリカをイメージさせるヴィンテージセンスをあちらこちらに加えています。敷地は約18坪という狭小サイズ。でも、天井を取り除いて既存の梁を見せたり、床や壁に落ち着いたトーンの色合いを取り入れたりと随所に工夫が施され、狭いという印象を感じさせません。それどころか、まさに家族が仲良く暮らすのにぴったりなサイズ感。杉材に自然塗料を施した足触りの良い床や、壁や梁、柱に塗られたペイントの風合いが、温かみも醸し出しています。
　中古住宅と言うと、耐震をはじめ性能面に不安を感じる人も少なくありません。しかし、そうした悩みもすべて解消済み。耐震・断熱・雨漏り・床下の蟻害もすべて対策が施され、さらにサッシは内窓のペアガラスを採用する徹底ぶりです。
　山和木材が考えるリノベーションとは、古くても良いものは極力利用し、できる限り廃材を出さないことをルールにしています。こちらの住まいも様々な部分をそのまま活かし、それが味わいに、そしてコストダウンにもつながっています。真新しいだけでは面白くない。また、家族が住みながらDIYすることで、より自由なスタイルに変えていくこともできる。ここは世界のひとつの自分たちらしい暮らし方が見えてくる、楽しい空間です。